子持ち男性からのプロポーズ、結婚はしたいけれど1人では決断できない…【恋愛カウンセリング事例】<Case4>

恋愛、結婚前カウンセリング

恋愛カウンセリング 34歳女性

本来愛する男性からのプロポーズは、最高に幸せな瞬間のはず。しかし相手が『バツイチ』『子持ち』となると少し話は違ってきます。両親からの反対や母親になる不安など、結婚への障害が多いのも事実なのです。今回のKさんはこの問題をどのようにクリアされたのか?カウンセリングから半年後にご本人から届いたお手紙も含めてお読み頂けたらと思います。

 ご相談者さまの簡易プロフィール
 年齢:34歳
 職業:ヨガインストラクター グラフィックデザイナー
 家族構成:独身 両親と都内マンションに同居
 兄弟関係:3才下の妹が一人(結婚し子どもがいる)

ご相談者さまの状況

職場の上司(43歳)からプロポーズされている。

しかし上司には子ども(小学5年生を筆頭に3人の女の子)がおり、
現在妻とは離婚裁判中。

Kさんは彼と結婚したいとは思うものの、

  • 両親に反対されている
  • 彼の子ども達の気持ち
  • いきなり母親になるかもしれない不安
  • 自分の子どもが出来た時の自分の感情

等を考えると、決断しかねている。

Kさんとは知人を通しての知り合いのため、
私がカウンセリングをしていると知り、
どうすればいいかと相談にみえる。

そして以前からの知り合いであるため、
恋愛の話は何度か聞く機会が今までにもあった。

話を聞く限りKさんのお付き合いの方法は、
決していいパートナーシップにつながる方法ではなかった。

今までのKさんは、すれ違いや困難・不安があった場合、
決して二人で乗り越えようとすることはしなかった。

なぜなら生い立ちの違いや、性格が合わない等と理由をつけて
諦めるほうが楽だったからだそうだ。

これは、母親がいつも彼女に言っていた

『身の丈を知れ』

という言葉からくるものが大きかったようである。

と同時に、周りに幸せなパートナーシップを築いている人がいなく、
相談できる場がなかったことも一因のようだ。

Kさんの話を聞いていると自分目線からで、
相手目線(男性視点)からみることができていなかったようなので、
その点を踏まえながらカウンセリングしていくことになった。

カウンセリングでの対応

Kさんだけでなく、ほとんどの女性が、
男性も『思考回路』や『考え方』が自分と同じだと思い込んでいる。

そして、自分の考えは正しいとも思っている。

そこでまず、男性と女性は『思考回路』や『考え方』の違いを例を出して認識してもらう。

その上で、パートナーシップにおける
コミュニケーションの基本、

・対立ではなく対話
・攻撃ではなく調和
・他者の否定ではなく尊重

を説明。

これは、ハワイのホォポノポノという問題解決法で伝えられていて、
そのKさんの状況に合わせ、実際に行えるように解説していく。

今までの彼女のコミュニケーションのパターンを検証すると、
Kさんは、今までの自分のコミュニケーションの取り方は、
責める言い方であったこと、
そしてそのやり方は男性のプライドをも傷つけていたことに気づいた。

Kさんが相手をけなすのではなく、尊重しながら

「私はこうして欲しい」

と自分の気持ちを伝えるコミュニケーションの取り方に変えたところ、
彼も素直に聞き入れてくれるようになってきた。

しかもKさんの場合、彼に子どもが3人いるので、
未婚者のKさんにとっては非常に大変なケースである。

完全に離婚が成立していない状況で、
父親がKさんとお付き合いをしていることを知っている子どもの気持ちを考えてもらう。

子ども達の親として、又法律上婚姻関係の妻がありながら、
Kさんに結婚を申し込む男性が本当に信頼でき、
愛するに値する人なのか、確認していく。

このようなケースでは、
離婚裁判のような困難に自分一人では心細く対処できないため、
その穴埋めとして付き合うという場合もよくあることを伝える。

と同時に、
女性側も「私が守ってあげなければ」という母性愛を、
パートナーシップの愛と勘違いしてしまうことがよくある。

裁判では、養育権を父親が持つことを希望している。

それゆえ裁判決着後、結婚する場合は、
二人で自分たちの生活を構築する時間無しに、
いきなりKさんが母親(役)をしなければならない。

この事実・現実を認識しながら定期的なカウンセリングを継続中である。

カウンセリング後の状況

今現在、裁判は終わっていない。

しかし、二人の会話が、

  • 男性、女性の考え方・コミュニケーションの取り方の違い
  • ホ‘オポノポノの考え

をベースとし、お互いの違いを理解しながらも
より良いコミュニケーションになってきていることを嬉しく思う。

カウンセリングを通し、
Kさんは子連れの人と結婚するということがどういうことなのかが、
少しづつ現実になってきたようだ。

何はともあれ、今は子どもの心のケアを第一優先にしたい。

子どもの笑顔なくしては、結婚後の二人の幸せはないのだから。

このケースのように結婚への障害が多い場合、
結婚がゴールになってしまう危険性が非常に高い点を
これからも注意していきたい。

Kさんからのお手紙

上記のようにカウンセリングが終了した半年後、Kさんにお手紙を戴きました。

そしてご協力をお願いし、許可を頂きまして、
以下に掲載させて頂いております。

もしあなたが恋愛・結婚でお悩みでしたら、
そのお悩みの解決の糸口が、
このKさんのように見いだせるきっかけになるかと、

『Kさんが上記の状態からどのように変わられたのか』

参考になさっていただけたらと思います。

(それぞれ、クリックして頂くと拡大します)