話し合うたびに、
かえって傷ついていませんか?
こんにちは。
ピリアロハカウンセリングの緒方リサコです。
私は2009年からご夫婦のカウンセリングを続けてきましたが、その中で数えきれないほど耳にしてきたのが、こんな声です。
- 「どう話せばいいのか分からない」
- 「本音を伝えるのがこわい」
- 「向き合おうとしたけれど、またすれ違ってしまった」
関係をよくしたい気持ちがあるからこそ、向き合おうとするたびに言葉が出なくなったり、感情が高ぶってしまったり、かえって傷ついてしまうことがあります。
ときには「もう無理かもしれない..」と感じてしまうこともあるでしょう。
あなたはいかがでしょうか?
このような揺れる状況に悩まれている方は少なくありません。
そしてまた、「わかり合えないまま」時間だけが過ぎていくのです。
"話し合っているつもり"
では、すれ違いは埋まりません
「ちゃんと話している」と感じていても、実際には"会話(言葉のやり取り)"にとどまってしまっていることが多くあります。
たとえば──
- 「今日はゴミ出しておいてね」「この支払いお願いね」と、生活の確認だけで終わる
- 「子どもの進学どうする?」「引っ越しはどうする?」と現実的な話はしても、背景の想いや願いまでは語られない
- 「今日はこんなことがあってね」と出来事を共有しても、気持ちには触れられない
こうした会話は、情報を共有しているだけで、心の共有にはなっていません。。
必要なことは伝わっても、「わかってもらえた」という実感は得られず、すれ違いは埋まらないまま残ってしまうのです。
ここで大切なのは、お互いの背景を理解し、違いを受け止めながら共に考えていく"対話"。
けれど、それができないからこそ、多くの方が悩まれているのです。
"対話"とは何か──
その本質を見つめてみる
"対話"という言葉はよく耳にしますが、「では何か?」と問われると、意外と答えにくいものです。
対話とは、お互いの"違い"を理解し合いながら、相手の中にある世界を見にいくように、共に考え、関係を育てていくプロセスです。
その関わりの中で自己理解も深まり、心が整っていく——これが“対話”の本質だといえます。
そして対話ができるようになると、すれ違っていたり、話すたびに傷ついてしまっていた会話が、少しずつあたたかく、安心できる時間へと変わっていきます。

「落ち着いて話せた」「穏やかに聴いてもらえた」「気持ちの背景までわかってもらえた」 そんな小さな手応えが日常に戻ってくるようになります。
この"心が通う瞬間"が増えることこそ、最初の大きな一歩です。
そうした積み重ねが、やがて夫婦の関係を揺らぎにくいものにし、長く安心して話し合える関係の土台となっていきます。
これは将来的に、相互依存関係(幸せなパートナーシップ)へ向かう基盤にもなります。
しかし長い時間を共に過ごしてきた夫婦だからこそ、その近さゆえに、難しさも生まれやすいのです。
なぜ、夫婦の"対話"は
難しいのでしょうか?
夫婦という関係は、最も身近で、感情や生活を共有してきた『近い他人』。
その距離の近さがゆえに、過去の出来事や感情が会話に影響しやすいのです。
- 「わかってくれて当然」
- 「察してほしい」
- 「どうせ伝わらない」
こうした思いが続くと、自己防衛が働いたり、自分都合に傾いてしまい、次のような話し方へと移行してしまいます。

この3つのパターンは、交際当初から"当たり前"になっている場合もあれば、長年穏やかに過ごしてきた夫婦でも、すれ違いが積み重なる中で自然と移行してしまうことがあります。
そして気づけば、話すこと自体が負担になり、「もう話しても無駄だ…」と感じてしまうことも少なくありません。
けれど実際のところ、お伝えしたような"対話"のあり方を学ぶ機会はほとんどありません。
家庭でも社会でも、「どう話すか」は学んでも、「どう聴くか」「どう受け止めるか」は教わらないまま大人になってしまいます。
多くのすれ違いは、このことから生まれているといっても過言ではありません。
ではどうしたら
"対話"ができるように
なるのでしょうか?
この問いを、ご相談者さまにお聞きすることがあります。
すると、次のような答えをよく耳にします。
- 本や講座などで、心理学やコミュニケーションを学んでみる
- 夫婦だけでなく、いろいろな人と会い、話を聞いたり意見を交わしてみる
どちらも人との関わりを見直すうえで役立ちます。
ただ、多くの時間を要してしまいます。
それに前者はどうしても"頭で理解する段階"にとどまりやすく、ときに実践の場では気持ちが伴っておらず関係悪化につながりやすいです。
一方で後者は、"おしゃべり"や"ディベート"のようになってしまったり、出会い方や相手との関係によっては、対話の相互性が生まれにくいです。
つまり、ただ知るだけ・話すだけ・聞くだけでも、"対話"にはならないのです。
大切なのは、一方通行ではなく、相互性を持ったうえで機能する"型"を身につけること。
実際に相手と向き合い、気持ちを交わしながら理解を深めていく。
その体験こそが、"新しいこれから"を考えていくための"対話"を育てていくと私は考えています。
"対話の型"を身につける
3段階とは?
夫婦関係を見つめ直すとき、大切なのは「話す」でも「我慢する」でもなく、お互いの思いを“受け取り合う対話”を育てていくことです。
そのためには、次の3段階を経て少しずつ進んでいくことが必要です。
1|現状の整理
感情と事実を切り分け、すれ違いや課題を整理して可視化します。
2|背景の理解
お互いの価値観や前提の共通点・相違点を整理し、話し合いの土台を整えます。
3|これからのすり合わせ
再構築・離別・親としての協働などの着地点と、最初の一歩を踏み出せる状態に整えます。
対話の中で特に大切になるのが、「伝え方」と「聴き方」です。 態度や言葉ひとつで、同じ内容でも届きやすさや落ち着いて話せるかが大きく変わります。 実際のやり取りに適宜アドバイスをしながら進めていきます。
この3段階を通して、会話がなくなったり、感情をぶつけ合ってしまう関係から、『安心して話し合いながら "新しいこれから" を描ける関係。』へと変わっていきます。
プログラムの進め方
今回ご提供する『夫婦集中対話プログラム Bloom』は、この3段階を"実際に体験しながら"身につけていく、短期集中プログラムです。
下記の流れで緒方が進行とサポートを行い、「聴く・伝える・受け止める」を往復しながら、お二人が安心して話せる“対話の型”を体験的に身につけていきます。
オリエンテーション(30分)|1週目
目的と現状を共有し、今回のテーマを明確にします。お二人の想いを整理し、セッションの方向性を整えます。
セッションの流れ(各60分 × 3回)
第1回|いまの関係を客観的に見つめる
感情と出来事を分けて整理し、対話のスタート地点を整えます。
第2回|背景にある考えや価値観をすり合わせる
お互いの考えや立場の違いを言葉にし、冷静に話せる土台をつくります。
第3回|これからの方向性を形にする
再構築・離別・親としての協働など、それぞれが納得できる選択を整理し、次の一歩を具体的に見つけていきます。
※オリエンテーションからセッションまでは、週1回のペースで行うことをおすすめしています。 (最短1ヶ月で終了できます)
この3回のセッションでは、お2人の下記のようなテーマに沿って"納得の着地"を見つけます。
今、必要なことを決めながら、自然と"対話の力"が磨かれていきます。
-
関係の整理:
再構築か離婚か、一度距離を置くか。現実的な選択を整理。 -
再構築や離別への第一歩:
家事分担の見直し、「対話の時間」や「会話がこじれた際の向き合い方」等を決める。 -
子育てや家族との向き合い方:
子どもの教育方針や親族との関わり方を具体的に言葉にする。 -
今後の生き方や距離感:
価値観を整理し、“心地よい距離”を見つける。
フォローアップ(LINE音声フィードバック)
最終セッション後、ご夫婦それぞれに1回ずつ、今後の日常に活かせる視点やコミュニケーションのポイントを音声でお届けします。
3組の事例をご紹介します。
「いまの気持ち」を落ち着いて伝えられた
- 話し合いになると感情的になり、すぐに中断していた
- どちらかが黙ってしまい、解決しないまま時間が過ぎていた
- 感情を整理して話せるようになり、落ち着いた会話ができた
- お互いに冷静に聞き合える“対話のきっかけ”が生まれた
声はこちら
・妻の声
話し合うたびに感情的になってしまい、伝えたいことがうまく言えませんでした。
緒方さんの進行で感情を整理しながら話すうちに、冷静に言葉を選べるように。
この体験が“共通言語”のようになり、お互いに落ち着いて寄り添えるきっかけに
なりました。
・夫の声
これまでは「どうせ話しても分かり合えない」と思っていましたが、
相手の話を最後まで聞く大切さを実感しました。
話す順番や受け止め方を少し変えるだけで、会話の雰囲気が大きく変わりました。
意見の違いを整理しながら、協力し合えるようになった
- 意見の違いが衝突につながり、話が平行線のままだった
- 子どもが空気を読んで会話を避けていた
- 対話が落ち着き、家庭全体に安心感が広がった
- 夫婦の変化が家族全体の穏やかな空気につながった
声はこちら
・妻の声
最初の3回で関係の整理が進み、追加の2回では日常の伝え方や聴き方を実践しました。
お互いに日常でも変わってきたことを実感していて、子どもたちも安心した表情を見せてくれるようになりました。
・夫の声
以前は感情を抑えられず、強い言葉で返してしまうことが多くありました。
回を重ねるうちに“どう伝えるか”を意識できるようになり、家庭の会話全体が穏やかになっていくのを感じました。
夫婦の会話が変わり、家族全体の空気も穏やかに
- 話すたびに緊張感があり、家の中が重たい雰囲気に
- 感情的なやり取りが増え、子どもも気を遣っていた
- 互いの考えの背景を理解し、協力して決められるようになった
- 日常のちょっとした会話にも落ち着きと温かさが生まれた
声はこちら
・妻の声
教育方針の違いで衝突することが多かったのですが、セッションを重ねるうちに、相手が「なぜそう考えるのか」を理解できるようになりました。
日常でもお互いの言葉を意識して選ぶようになり、少しずつ家の中の空気も穏やかに変わってきました。
・夫の声
これまでは正しさを競うような話し方になっていましたが、
“相手の考えを聞いてから伝える”ことを意識できるように。
3回を終える頃には、家庭内での会話全体が落ち着いた流れに変わりました。
料金・ご予約方法
料金
99,000円(税込)
※オリエンテーション・3回のセッション・LINEフォローアップを含みます
この金額は、私のペア(夫婦同席)カウンセリング〈90分×3回〉分と同じになります。
今回ご提供するプログラムは、10年以上にわたりペアカウンセリングを重ねてきた経験から生まれた、実践的な対話支援の形です。
夫婦のやり取りを見つめ続けてきたからこそ、落ち着いて学び、日常に活かせる場をつくれることを自負しています。
ここまでお読みくださり、「必要だ」と感じてくださっていたら、その想いに確かに応えられる価値をお届けすることをお約束いたします。
ご予約方法
お申し込みは、下記のフォームより承っております。セッションは 対面(代々木カウンセリングルーム)・オンライン(Zoom) のいずれかをお選びいただけます。
お申し込み後の返信メールにて、初回オリエンテーションのご予約フォームをお送りいたします。
そちらからご希望の日程をご連絡ください。
※ご質問やご相談のみの場合も、同じフォームからお気軽にお送りください。
