ピリアロハカウンセリングの緒方リサコです。

このページではペアカウンセリングの活用法をご案内させていただいております。

ペアカウンセリングを今までに受けて頂いた方々から

「ペアカウンセリングで○○についてもご相談できますか?」

「関係改善やパートナーシップ構築のために具体的にどんなことをされるのですか?」

「離婚や別居のサポートはどのようにされるのですか?」

等のお問い合わせをよくいただきます。

このことから、『ペアカウンセリングの活用例』として、次の3つのご相談パターンに沿って動画でご説明させていただきました。

1.双方が関係改善したいと考えている

2.お1人または双方が離婚を決意されている(円満にお別れしたい)

3.離婚を切り出されたが、関係修復したい

特に、1つ目の双方が関係改善したい場合については、最近のコロナ禍の影響もあり、ペアカウンセリングをご活用いただくことが増えているご相談パターンです。

『関係改善のサポートからパートナーシップ構築へのカウンセリングの流れ』をご紹介しておりますので、ぜひご参考ください。

また、上記3つのご相談以外のケースとして、

・双方が納得して別居をするために

・離婚後の様々な条件調整/協議書作成支援

・新たなパートナーと良い関係を築くための振り返り

というようなご相談をお受けする場合もありますので、説明動画の最後にお話させていただいています。

今後、ご夫婦で問題が起きた場合の参考になればと、こちらも併せてぜひ一度ご覧いただければと思います。

Q&A(動画の書き起こし)

A. ペアカウンセリングではまず、どんなことに悩まれているか、どんなことを解決されていきたいのか、ご相談内容に沿って《今の状態を解決していく》といったところにフォーカスした時間とさせていただいております。

多くのご夫妻は、『今までも話す時間は沢山持ってきた。』という方々が多くいらっしゃいます。

ところが、具体的に伺っていくと、自分たちとしては話し合いの時間になっていたなと思うものの、お互いが自分の考えを押し付けたり、こっちが正しいんだという言い合いになっていたり、いつまでたっても平行線状態で、実のところでは話し合えていなかったという事があります。

なので、お2人の間に私が入らせていただくことによって、三角形を作ると、例えば『どんな話し方、どんな口調、どんなところが一番嫌に思われるんですか?』といったお一人の方と話しているときには、もうお一人はそのやり取りを、ちょっと自分事から距離を置いて見たり聞けたりすることがあります。

三角形を作った結果として「あぁ、そういうことだったんだ」とか「なるほどね、そういう思いからそう取っていたのね」というところが分かることによって、だったらこうしていきましょうということになっていきます。

交通整理、ファシリテーション、もしくは絡まった糸を解きほぐすというような役目として活用くださることが第一段階です。

《今の状態》は解決はされたとして、今後より良い関係で継続的・長期的に関係性を作るにはどうしていくかということにおいての解決策は、コミュニケーションの取り方を変えていく、《アサーション》《アサーティブ》お互いがOK・OKな状態になっていくということを学んでいただくことにもなります。

このコミュニケーションのやり方をアサーティブにするのはなぜか?というと、アサーションになるということは相互依存の関係性です。

今まではどうしても、受け身だったり、コントロールしたりしてる共依存的な関係だったのを、お二人の柱軸を持って目的を明確にして、その目的に向かって二人は歩んで行っているんだ。

そして、その歩みの中で使うコミュニケーションがアサーションであることがより効果的だよね。

という、お二人の共通の目的そしてその目的があるからこそ、それを出来たときにどういう風なビジョンになっているかという共通共有認識ができて、そのために相互的にお互いさまでやってこうねという相互依存になる。

なので問題解決をされた後は相互依存になっていかれるためのステップとしてペアカウンセリングもご活用いただければいいなぁと思います。

A. 離婚を決められているとしても、できれば一度、今までのお二方のこの関係性を完全により良いものとして終えていくためにもやれることをやり切られたのかどうかヒアリングさせていただきます。

そしてやり切ったからこそという本当の意味において、お互いが納得しての次のそれぞれの人生に歩んでいかれるっていうことでカウンセリングを使っていただければいいなと思います。

また、離婚を決めているお二方がみえる場合もあります。

それぞれが、お互いがいらした中で得たことを、次の人生に活かしていくために、もう離婚は決めている、もしくは離婚届は出した。

だけれども今までの二人の関係性がどうだったか、次に活かすために本当に完了にしたいということでいらっしゃいます。

本当に頭が下がる思いになるんですけれども、今までの出来事から学びを得て変わっていくことで、次の大きな辛い中での選択がより良いものにはなっていかれると思うので、そういう風な活用の仕方もしていただけたらいいなと思います。

A. 双方共が継続したい・いやもう無理だ、という頑なに確固たるご自分の中で決めている状態でみえる方もいらっしゃいます。

その時にはお二方それぞれが、継続したい理由・思いをまず伺ったり、片方がいくらそう言われても自分はもう無理なんだと思われている方は、どういったところからそういう思いでいられたのか、もし何か改善したり何か変わることによっては可能性としてどのくらいあるのか、そういったことは交通整理じゃないですけれどもしていきながら、お二人にとってどういうことを今されていくことができるのか、離婚はある意味、いつでもできることではあるので、だとしたらやれるだけの事でまだ何ができそうか、もしやれる事があるとしたらどんな事がありそうなのか。

ということをお二人のお考えを伺ったり、三人でいろんなことを考えながら決めていく、そしてそれをやってごらんになる。

でもそれでもダメだったなら、結果的に離婚。

残念だけれどもそれぞれ別の人生を歩もうね。

っていうことになる場合もありますし、あぁ、やれることをやってみたら変わったね。

だったらまだやれそうってケースもありますし、なので、お互いが今思っていらっしゃる選択が違ったとしてもお出ましになられて、それぞれの考えを聞くことによって、(大きな意味で)より良い結果になっていくためにみえている方もいらっしゃいます。

A. 3つの以外には…「もう本当に無理!だけれど別居してみようと思う。ただ、別居したら元に戻る可能性は低いって、いろんなネット情報なんかでは聞いている。どうしたらいいでしょう?」ていう方も中にはいらっしゃいます。

そういう方々には、ただ、今、嫌だから。この場を離れたいから。その気持ちは分かります。

本当に心身ともにご一緒でいられることがお辛いからこそそこまで行かれているなっていうことが分かりますので、もうお金も時間もエネルギーも使ってまで別居されるのであれば、その別居期間をそれぞれせめて同じ共通の目的で別居というものをやってみると良いのかなと思っています。

なので別居をされるときにはお二人にとってこの別居期間をどういったことを考えたり、どういったことにご自分との対峙する時間にお使いになるか、その目的を決めて別居期間によっても違いますけれども、その別居期間中時折、進捗状況や今の思いを伝え合うために活用されたり、何か月後という区切りでこの場を使いながら、「本当に考えたんだけど、こういう気持ちになった」っていう正直な素直な気持ちをお互いが分かち合われて、で、どうしていこうっていう風に使われるケースもあります。

あとは、もう離婚は決めている。

だけれども、諸々細かいこと、特にお子様がいらっしゃる方々にしてみれば、今後の親権、そして養育費、子供の面会などをどう決めていこうかということが待っています。

「それを二人で話すのは嫌なので、間に立って色々調整してほしい。」といったご依頼もあります。

その時はカウンセリングとはまた別途の費用を頂きながら承り、お二人にとってより良い協議書というか離婚の条件を決めていかれるというケースとなりました。

あと、これは最後になりますけれども、色々とステップを踏んできた結果として、自分たちは離婚することを選択した。

だけれども、今このまま次のお相手をもし探したとしても、また同じようなことになってしまう不安はある。

というところで、今までの結婚生活の振り返りと、そこからの学び、そしてここからどういうことを自分が改善していったり、どういうことを自分が考えていったり身につけていくと自分の望む関係性のパートナーシップを作っていけるかっていうふうに、離婚を決めた結果としてもう一度個人に戻り、自分の今後の人生において改めてカウンセリングを活用される方もいらっしゃったりいたします。

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