幸せな結婚生活を送るために結婚前に考えたい質問とは?【結婚前カウンセリング(プレマリッジ・プリマリタルカウンセリング)事例】<Case2>

恋愛、結婚前カウンセリング

ペアカウンセリング 31歳男性&29歳女性

紆余曲折を経て、ついに結婚を決意した2人。現在は特に問題はないものの、周りの友達夫婦がちょっとしたボタンの掛け違いで関係が悪化していくことを目の当たりしており、結婚前カウンセリングにいらっしゃいました。

今回の事例には、『幸せなパートナーシップを構築するために結婚前にできること』をご紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。

 ご相談者さまの簡易プロフィール
 Tさん(男性)
 年齢:31歳
 職業:検査技師
 家族構成:独身 上京後一人暮らし 両親は健在
 兄弟関係:4歳下の弟が一人

 Nさん(女性)
 年齢:29歳
 職業:セラピスト
 家族構成:独身 両親は健在
 兄弟関係:3歳下の妹が一人

ご相談者さまの状況

今回は同棲をしていたお二人が結婚を決断し、より幸せな生活を築いていきたいということでお越しいただいた。

結婚前カウンセリングの内容

まず『結婚』という二人の歴史のスタートに先立ち、面倒だと思われるかもしれませんが、結婚後「こんなはずじゃ無かったのに…」という状況に陥らないように

『どうして結婚するのか?』

ということを双方とも明確にしておく必要があります。

というのは、事前に結婚する理由をお互いが明確にしておくことによって、同じスタートラインに並べるからです。

もちろん、お二人の間でも話題になったことはあったそうで、

・一緒にいて楽しい
・価値観が一緒
・そろそろ親を安心させたい

等、即答されました。

それぞれ「ごもっとも」とうなずける回答でとても素敵なことです。

しかし、

・一緒にいて楽しい

という点においては、

『長い結婚生活には、お互い不機嫌になったり辛かったりと、楽しい時ばかりではないけれど、そんな時でも嫌いにならずにいられる覚悟はあるのかしら?』

というように、『どうして結婚するのか』ということをなかなかお2人では見えにくい長期的・多角的な質問から掘り下げさせていただき、ゆっくりと考えていただきました。

他にも、下記のような点を伺わせていただきました。結婚前に確認しあえれば最高のスタートがきれ、かつ永続的な幸せに発展していきます。

・結婚に期待していること
・相手に期待していること
・自分に対して相手が期待していると思うこと
・愛し合うってどういうこと
・幸せになるにはどうすればいいのか
・お互いが分かり合える話し合いの仕方

等々。

そしてこれらをカウンセリングだけでなく、普段から話せるようになっていただけることが大切で、そのためにも

・対立ではなく対話
・攻撃ではなく調和
・否定ではなく尊重

という幸せなパートナーシップ構築のためのコミュニケーションを行えるようになることの重要性についても、カウンセリング内容や事例を踏まえてご説明させていただきました。

結婚前カウンセリング後の状況

お2人は価値観同じであることや、楽であることの良さを実感されていました。

しかし今回のペアカウンセリングでの実践を通じて、2人の間に違いがあったとしても、

・きちんとゆっくり話してみると実は同じだったことがわかった(積極的に相手の意見・考え方を聞いてみる)

・違いを受け入れられる可能性を探るために視点を変えてみる(違いを2人の中でどう活かすのかを考える)

・受け止めて保留してまた改めて考える時間を取る(一回の対話だけでは時間が足りず、お互い時間をつくる意識を持つ)

ということができるようになったことで、

「お互いのことを深く知ることにより、より愛おしく愛すべき存在になってきました」
「様々なことでもう一歩突っ込んだ話ができるようになり、いままでよりもずっと絆が深く強くなったように思える」

とご報告いただきました。