やっぱりパートナーが欲しい!?50代独身女性が本気でコミュニケーションを改善した結果【恋愛カウンセリング事例】<Case3>

子連れ再婚カウンセリング

恋愛カウンセリング 55歳女性

『心の支えとなるパートナーが欲しい!』そう思ったなら、50歳を過ぎていても年齢は関係ありません。実際に私も52歳で新しいパートナーとステップファミリーとなり、今も心地よい関係を築いています。もしあなたがMさんと同じような状況でしたら、まずは彼女のストーリーを参考にしてみてください。

 ご相談者の簡易プロフィール
 年齢:55歳
 職業:会社員
 家族構成:独身 一人暮らしの経験はない
 3年前に父親は他界し、母親は現在ホームに入居
 兄弟関係:3才下の弟が一人(結婚し都内に在住)

ご相談者さまの状況

50歳を過ぎても両親と共に暮らしていたが、3年前母がホームに入所した直後、父が他界する。

いきなり一人ぼっちになってしまい、その寂しさをまぎらわすために同級生と不倫。

このままではいけないとわかりながらも、ズルズルとその関係を続けている。

「本当のパートナー・パートナーシップを得るためにはどうすればいいのか」

とカウンセリングにお越しいただく。

ただ、自分の心の支えとなってくれるパートナーを欲しているものの、
それは非常に難しいと同時に、危険である。

なぜなら、

「私が愛したいのではなく、私を愛してくれる人がいいわ」

とはっきり言い切るほど、
完全に他者への依存度が強いからだ。

55歳といっても、まだまだ親への愛着が強く、
いわゆる自立ができていない。

また、職場でのコミュニケーションの取り方がわからず
人間関係にもひどく悩んでいるという。

カウンセリングでの対応

自分自身が『依存』から『自立』の状態になったときにのみ、
健全なパートナーシップが始まることを伝える。

そこでまず、自立への一歩として、
まずは身近な職場での人間関係の改善に取り組む。

職場の人間関係のコミュニケーションの前提として、
コミュニケーションの考え方

  • 対立ではなく対話
  • 攻撃ではなく調和
  • 他者の否定ではなく尊重

を伝え、具体的にそうなるためにはどうすればいいかを一緒に考察し、
この考え方がベースとなるハワイの問題解決法のホォポノポノを、
少しずつ日常生活から実践してもらっている。

そしてそのフィードバックから、
男性とのパートナーシップについても説明。

カウンセリング後の状況

Mさんは、52年間常識と思っていた価値観は、
両親の価値観であったことに気づいてきた。

この気づきは、年齢を重ねれば重ねるほど認めることができず、
Mさんの素晴らしい努力の賜物によるものである。

現在は、他者に責任転嫁していた癖の改善等の変化が起き、
職場の関係も大分良くなっていったとのこと。

そうはいっても長期にわたり、
手をかけ護ってくれる親と一緒だったので、

「どう考え動いたら良いのか、わからないことがよくある」

と話させれる

これは、せっかく自分で結論を出したとしても、

「リサコさんはどう思いますか?」
「こんな考えをしたら変ですか?」

と自分の考えに自信を持てず、
私に確認し答えを求めてしまうことからも見て取れる。

さらにMさんの場合、
家族以外と生活をしたことが無いので、
他人に思いを伝えるための、
言葉の訓練をするチャンスが少なかったわけである。

また、叱られた経験も少ないので、
他者と意見・考えが違うと、全人格を否定され、
嫌われてしまうと感じてしまうようである。

そのため引き続き、自立の第一歩として、

  1. 常識や価値観はそれぞれが違っていて当然だということの理解
  2. コミュニケーションの基本は、その違いをお互いに理解し尊重し合うこと
  3. 会社での人間関係の改善や健全なパートナーシップにつながるということ

という3つをベースに、
将来的にMさんに合ったパートナーシップを男性と築くために、
自分の考えを自分の言葉で表現できるように、
職場などの身近な機会による実践を通してカウンセリングを進めていく。