30代新婚でセックスレスが「子ども欲しいね」と言える程に改善へ【夫婦カウンセリング事例】<Case5>

夫婦カウンセリング

夫婦カウンセリング 32歳女性

セックスレスは、年齢には関係ないもの。最初は些細なことに思えても、それが夫婦の心の溝を生んでしまい、結果的に離婚に至るケースも少なくありません。 その原因はさまざまですが、ほとんどが夫か妻いずれかの、もしくは双方の精神的なものに起因しています。 相手を責めてしまう前に二人の関係を見つめ直すため、個別⇢夫婦一緒のカウンセリングを行いました。

 ご相談者さまの簡易プロフィール
 相談者:Oさん 32歳
 家族構成:夫 34歳
 相談者兄弟:姉(3歳上)、兄(1歳)

ご相談内容

セックスレスのつらさが夫に伝わらないのはなぜ?

結婚してまだ1年の新婚なのですが、結婚前から約1年半セックスレスです。

つい数か月前、わたしがこの状況に耐えきれなくなり、夫に涙ながら訴えたところ、状況は改善されるどころか夫の持病であるアトピーが再発してしまいました。

何とかわかってもらおうと話し合いを続けましたが、そのたびに夫はめまいや震え、吐き気を催すように。

以前はわたしが癇に障ることを言うと怒鳴っていたのに、急にこのような症状が出始め、どう接して良いのか、まったくわからない状態です。

いずれは子どもも欲しいですし、夫は尊敬できるし大好きなので、離婚はしたくないのですが……

わたしが大人になって我慢すれば、すべて解決するのでしょうか?

カウンセラー緒方の見解

完璧主義である妻の何気ない言葉に、追い詰められる夫

普段から弁が立つタイプのOさんの「なぜ?」「どうして?」という言葉に、追い込まれてしまったご主人。

怒鳴り返していた以前と、何も答えず吐き気を催してしまう今、二つはまったく別のように思えますが、実はご主人のひとつの考えに紐づいています。

それは“身を守る”ということ。

最初はわかってもらおうと怒鳴るようにでも会話を試みましたが、それでも伝わらないためにこう変化するしかなかったのです。

男性は恐怖を感じたり、責められていると感じたりすると、精神的なものからセックスレスに陥りやすくなります。

そこをさらにOさんが責めてしまったので、ご主人はさらに貝のように心を閉じてしまうという負のスパイラルに陥っている状態なのです。

カウンセリングの内容

思考チャンネルの違いを知り、妻の自己肯定感を高める

まずお二人の思考チャンネルの違いを知るために、ある簡単な質問をしました。

そこからOさんはビジュアルタイプ、ご主人は感覚→体感タイプだということが判明。

詳細は省きますが、そもそもチャンネルが違うのですから、話し合いを同じテンポで進めること自体が困難なのです。

それをお二人に理解していただいた後、完璧なお母さまのコピーになりたいと願っていたOさん個人のケアへ。

4つの言葉で自身を癒す“ホオポノポノ”で、自己肯定感を高める必要をお話ししました。

さらに相手を責めるのではなく、「わたしはこう思う」「わたしはこうしてほしい」と、自分を主語に言い方を変える“I message”でのコミュニケーションを提案させていただきました。

Oさんからのお手紙

カウンセリングがきっかけで、お互いのことを違った観点から知ることができ、今は二人とも非常に穏やかな生活をしています。

セックスレス問題も改善しており、「そろそろ子どもも欲しいね」と話しているくらいです。

教えていただいたアドラー心理学の本も、数冊読み始めました。理咲子さんと会えたことが、私たち夫婦の救いになったと思います。

本当にありがとうございました。また何かありましたら、ぜひとも相談させてください。