これって産後クライシス?夫の言動にイライラ…乗り越えるには【夫婦再構築Q&A】

これって産後クライシス?夫の言動にイライラ…乗り越えるには

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こんにちは
ピリアロハカウンセリングの緒方リサコです。

今日のご質問は

2人目を出産後、夫の言動にいちいちイライラしてしまい、その度に喧嘩になります。

喧嘩と仲直りを何度も繰り返している状況です。

これって産後クライシスでしょうか?産後クライシスの乗り越え方を教えてください。

女性で年齢は32歳、ご結婚歴は4年の方からのご質問です。

まず、この方のご質問を頂戴して思ったことは、ご結婚歴4年にしてお2人目を出産されているということは、どんなにか日々お忙しくてバタバタと妊娠出産を控えながら、そして、それを乗り越えながらの毎日でいらしたかなということです。

ですので、もしかしたらお二人の強い深い絆を作るという前に、目の前の緊急性の高い状況に対処対応せざるを得なかったんじゃないかな、ということがすごく私の中では今感じていることです。

また、子供ができるということは、自分が育った時の子供の時、いわゆる実家で培った家族とか、そういう無意識のものがすごく出やすいことにもなっていきます。

ですので、そのお二人の中でのものがないと、自分たちの中でのそれぞれの当然・普通が出てきてしまって、だからこそ意見が合わなかったり、お互いの言動にイライラしてしまうという、いわゆる産後クライシス的なことが起こることもあるのではないのかなというふうに思います。

また、このご質問の中に、その都度その都度仲直りもされてきたということが記されています。

そこでちょっと思うのは、仲直りというのはどんな仲直りだったのかなというところです。

喧嘩と仲直りを何度も繰り返していられるということなので、その時もお互いにごめんなさい、これから気をつけていく、いや、自分も気をつけていくよっていうふうにはなるものの、具体的にどんなことをどんなふうに改善していこうということに対しては、そこまで明確じゃなかったのかなとも思います。

ですので、産後クライシスかなって悩んでいらっしゃる32歳女性の方が、まず結婚するとき「二人はどんなことを話し合ったっけな?」「どんなことを想像して、こんなふうに夫婦とか家族にしていこうかなって話し合ったっけな?」っていうのを思い出していただけたらなと思います。

もしその振り返りをされた時に、「あんまりなかったかな」と思われたとしたら、「僕たち、私たちとしてどうしていくか?」という観点での二人が目指すゴールを1度、共通・共有の認識として持たれる話し合いをされてみたらいいのかなと思います。

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ABOUT US
夫婦カウンセラー緒方リサコ
47歳のときに22年間の結婚生活にピリオドを打ち、子連れ離婚する。熟年・調停離婚になったことから息子の心理状態に影響し、親子関係が悪化。これを機に、アドラー心理学(親子関係・家族関係)、発達心理学(主に児童・青年心理学)を学び実践をスタート、息子との関係を改善させる。その後、カウンセリングを始め、さらにパートナーシップについての独学を続ける。 離婚から5年後の52歳で、新しいパートナーとステップファミリーとなることでの日々の充実や成長を経験し、パートナーシップの大切さを自分自身でも強く実感する。長く幸せなパートナーシップを築くためのサポートができたらとピリアロハカウンセリングを設立。現在は東京代々木のカウンセリングルームを中心に活動。