夫婦喧嘩が子どもの友達関係にも影響?家庭内コミュニケーションのコツ【夫婦再構築Q&A】

夫婦喧嘩が子どもの友達関係にも影響?家庭内コミュニケーションのコツ【夫婦再構築Q&A】

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こんにちは
ピリアロハカウンセリングの緒方リサコです。

本日のご質問です。

出産後、夫婦喧嘩が絶えません。

3歳の子供がいるのですが、子供への影響が心配です。

やはり子供の前では喧嘩しない方が良いでしょうか?

29歳、女性、結婚4年目の方のご質問です。

ご質問の最後「やはり子供の前では喧嘩しない方が良いでしょうか?」ということに対して、喧嘩をする・しないという短絡的なものではないのかなというふうに私は思っています。

今時、便利なテキストのやり取りも増えてはきているので、子供の前で感情的になることを見せないために、LINEなどでやり取りをするという方が多いようにも実際感じています。

ただ、そのことによってお家に言葉が飛び交わないので、結果的に語彙力の乏しい子供たちが増えているという結果も出てきているのも事実です。

なので「喧嘩をしない方がいいか」「子供の前でしない方がいいか」ということにおいては「喧嘩という言葉をどう定義していくか」ということも大事かなと思います。

子供にとっては親というものは、絶対的な存在です。

その絶対的な存在の二人も、時に考え方や思い方、物の見方が違うだからこそ、その違いをお互いに分かり合う、理解し合う、伝え合うことのために、時に喧嘩のように見えるということはあってもいいように思います。

結果として、「今度、こうしていこね」「でも、あの時どうしても分かってもらいたかったからこそ、言葉は強くなっちゃったかも」「ごめんなさい」「いや、こちらこそ」ということを見せていくことは、子供がお友達とのやり取りの中でもすごく学べることにはなるので、いいなっていうふうにも思います。

ただ、その喧嘩というものが自分たちの正しさを主張し合っている、ずっと平行線で結果的にディベートのようになっているものは良くないと思います。

なぜなら、このご質問者の方ですと、3歳のお子さんがバランサーになって「どうしていったらいいのかな」「自分がどう繋げばいいのかな」とか、あと親たちも子供を通しての会話になってしまったり、二人の意見が違うとお子さんがこっちにはイエス、こっちにはノーと言って顔色を見て振る舞いを変えてしまうこともあるので、こういった場合は決して良いことにはならないなって思います。

ですので、もしパラレル(平行線)・ディベートのようになっていることが喧嘩という風に思われているのでしたらば、まずはアイメッセージ、自分の気持ちを「自分は」という主語で伝え合っていくというご自分たちのコミュニケーションの取り方を少し考えてみよう、改善してみようっていうところからお考えになられるといいのではないかなって思います。

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ABOUT US
夫婦カウンセラー緒方リサコ
47歳のときに22年間の結婚生活にピリオドを打ち、子連れ離婚する。熟年・調停離婚になったことから息子の心理状態に影響し、親子関係が悪化。これを機に、アドラー心理学(親子関係・家族関係)、発達心理学(主に児童・青年心理学)を学び実践をスタート、息子との関係を改善させる。その後、カウンセリングを始め、さらにパートナーシップについての独学を続ける。 離婚から5年後の52歳で、新しいパートナーとステップファミリーとなることでの日々の充実や成長を経験し、パートナーシップの大切さを自分自身でも強く実感する。長く幸せなパートナーシップを築くためのサポートができたらとピリアロハカウンセリングを設立。現在は東京代々木のカウンセリングルームを中心に活動。