夫婦カウンセリングの”再構築”って何をするの?

夫婦カウンセリングの"再構築"って何をするの?

動画

https://youtu.be/tLTpJgkV3Ok

動画書き起こし

こんにちは
ピリアロハカウンセリングの緒方リサコです。

今日は夫婦カウンセリングについて、私の考え方の一つをお話させていただきます。

夫婦カウンセリングにお出ましの方々は、色々なケースをお持ちでいらっしゃいます。

一般的によく言われている夫もしくは妻のDV、モラハラ、あとは産後クライシス、夫もしくは妻の浮気、不倫、子育てに関しての子供が不登校になっちゃったなどなど、色々なご事情、状況によりお出ましになられます。

そのように夫婦それぞれ、十組十色、千差万別ではいらっしゃるんですけれども、夫婦の選択肢としては、結果的に3つしか大きく分けるとないのではないかという気がしています。

1つは「なんとなく、このまま仮面であったとしても、それを装いながら歩んでいく」

2つ目は「もうやれることを、やりきったからこそ離婚」

3つ目は「どうにかならないものだろうか」っていう状態

大きく分けると3つなのかなって思います。

このカウンセリングにいらっしゃるという方々におきましては、この1つ目の「このまま仮面でも、なんとなくいく」っていう選択をされている方々は粗いらっしゃいません。

やり切ったけど・やり切ったからこそもう離婚、でもより良い離婚ってどんなことか、どうやっていったら(良いか)分からないからっていう方々が多くいらっしゃいます。

この離婚を決めていらっしゃる方、そしてどうやっていったら良いかっていう方々に、私がお伝えしていることに“再構築”というお考えを提案させていただいたりしています。

離婚を考えていらっしゃる方々も、とかく「やはり修復は無理でした」ということをおっしゃいます。

また、どうやっていったら良いんだろうっていう方々の中には、「あの時、あの事件、あの事が起こる前に戻れれば」「あの頃から修復をしていければ」っていうふうに、過去良かった時のこと、そのテーマ・問題が起きる前の状態に戻りたいっていうことをおっしゃる方々が多くいられるように感じます。

離婚を選択されている方々も、より良いやり方をもしかしたらご存じなく、だからこそ、ご自分の今までのパターンとしてやってみたけれど、過去の良い状態に戻らなかったからっていう事にもなるかと思いますし、どうしていったら良いか分からないっていう方々も、もう出来事の前には戻れない。

日々刻一刻、時間は流れ、事情・状況も変化しているのだから、あの時に戻ることはできないという事もお伝えしていくと、確かにそうだよなって言われてる方々が多くいらっしゃいます。

だからこそ、再構築をしていこうというご提案です。

一般的に言われている雨降って地固まる・七転び八起き・失敗を成功の元にしていくっていう表現があるように、今までの辛かったこと、色々なことに思い悩んだこと、そこを今後の人生の、二人の人生の学びに変えていくという捉え方です。

再構築っていうと、どうやっていったらいいの?っていう風にもお思いになられる方も多くいらっしゃると思います。

確かに構築していくということなので、自分がどういう構築をしていくことなら能動的に・主体的にやっていこうと思えるかっていうことを考えていく必要が出てまいります。

結果どういう形になるかというと、横に並んだ相互依存、お互いに持ちつ持たれつという関係になっていくので、長期的に継続的に歩んでいくということができやすくなります。

とはいっても、「自分はピンとこない」「どんなふうな夫婦関係が自分にとって良いのかな」なんて思い描けないっていう方も中にはいらっしゃいます。

そういう方は、まず自分にとっての一番の夫婦のモデルは両親だったりはするので、自分のご両親を通しての夫婦としてどうだったか、「あんなの良かったな」っていうところをいただく、もしくは「あんなの嫌だったな」と思うところだったら、どうあってほしかったかなっていう、嫌だったことをポジティブに考えてみる。

もしくは憧れているご夫婦・いいな、あの夫婦って思う方がいらっしゃれば、そういう所をいただく・要素をいただく。

どうしても身近にあんまり理想的だなと思う方がいらっしゃらないのであれば、ドラマや映画の選択の中からも「あんな感じ良いよな」って思うところから、ご自分の望む関係を引き出してみるっていうのをされてみるといかがかなと思います。

とはいえ「考えてみても分からない」という方は、カウンセリングを通してご自分が本当はどんな環境を望むのかということを活用いただけたらと思います。

どんな状態であったとしても、今からその出来事を学びに変えていく事が出来るからこその再構築という考えを、ご自分のご夫婦の関係の中において取り入れていただけたらいいなって思います。

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ABOUT US
夫婦カウンセラー緒方リサコ
47歳のときに22年間の結婚生活にピリオドを打ち、子連れ離婚する。熟年・調停離婚になったことから息子の心理状態に影響し、親子関係が悪化。これを機に、アドラー心理学(親子関係・家族関係)、発達心理学(主に児童・青年心理学)を学び実践をスタート、息子との関係を改善させる。その後、カウンセリングを始め、さらにパートナーシップについての独学を続ける。 離婚から5年後の52歳で、新しいパートナーとステップファミリーとなることでの日々の充実や成長を経験し、パートナーシップの大切さを自分自身でも強く実感する。長く幸せなパートナーシップを築くためのサポートができたらとピリアロハカウンセリングを設立。現在は東京代々木のカウンセリングルームを中心に活動。