こんにちは、夫婦カウンセラーの緒方リサコです。

突然ですが、あなたにとって結婚とは人生の中でどのような位置づけでしょう?

大きな節目であることは間違いないと思います。

とは言え、進学・就職なども大きな節目でしたよね、それらと結婚とに大きな違いがあるとしたら何だと思われますか?

進学・就職はお1人でも目的に向かい結果を手にすることができますが、結婚はお1人ではできません。

生まれも育ちも違う者同士が、愛し合い今後の生活を2人で作っていくという結婚は、人生の中でトップ3に入るくらい難関な選択で大変な決意であると言えるかもしれません。

そんな思いで決意された結婚にも関わらず、ご両親の反対にあったとしたら、あなたはどんな想いになられるでしょう?

「学歴が無いからダメ」
「仕事が不安定だから反対」
「家柄が良くないから許さない」

など、ご両親が反対される理由は様々かと思います。

ご両親としては大切な我が子に

「幸せになってほしい!」
「失敗してほしくない!」
「悲しい思いをしてもらいたくない!」

という、親心からくる正直な気持ちなのかもしれません。

今回、カウンセリング事例をご紹介するRさんもご両親に結婚を反対され悩まれていたお1人です。

Rさんは、親への説得を何度も試みるものの進展がないまま時間だけが過ぎ、だったら結婚を諦めてしまえば良いのかもとさえ思われ始めていました。

人は誰しも、無理難題を考え続けると非常に疲れます。
ですから、これ以上疲れたくないので、何かより良い方法を探し見出すよりも、考えることを止めてしまうことは珍しくはありません。

もし今あなたが、ご両親や周りの方に結婚を反対され疲弊されていましたら、しばらくご自身が元気を取り戻されることをなさってみてはいかがでしょう?

そして少しでもリフレッシュされたあとに、不本意な決断で後悔せず幸せな将来になるよう、自分とお相手との関係性を一度立ち止まって中立な立場で観られることも良いのかなと思います。

親御さんに結婚を反対され、

「反対されても押し切って結婚するしかない」
「いつか納得してくれることを願い、先延ばししながらその日を待つ」

などと迷われている方は、ぜひRさんのカウンセリング事例をご覧ください。

ご相談者さまのプロフィール

Rさん(女性・32歳)
すでにプロポーズをうけ、誕生日に入籍を約束。
しかし、彼女のご両親はお相手の出身地などを理由に結婚を反対される。
以後、半年近く平行線のまま今にいたる。

実際のカウンセリング内容:結婚はしたいけど親を不幸にしたくないです・・・

カウンセラー緒方
「ご両親が結婚を反対されている理由はどういったことなの?」

Rさん
「彼の家柄や出身地など何かと理由をつけて・・・」

カウンセラー緒方
「(前略)私が思うことをお伝えしていい?
ご両親は、もしかしたらお相手の人柄を観ようとされていないように感じるけれど、どうかしら?」

Rさん
「確かにそれは強いかもしれません」

カウンセラー緒方
Rさんは彼のどういったところに惹かれ、プロポーズを受けられたの?」

Rさん
「自分の目的に沿って物事を決めていくところに惹かれました。
彼のおかげで私も家を出る決断ができたりと自立させてくれる人だなと。
自分の考えを大事にもしてくれるので彼と結婚はしたいけれど、反対を押し切ってまで結婚をして親を不幸にはしたくないです」

カウンセラー緒方
Rさんは親御さんを不幸にしたくないわけよね?
だとしたらRさんがどうであることが親御さんにとって一番幸せなことだと思う?」

Rさん
「元気でいること?」

カウンセラー緒方
「正にそう!そうなのよ!
心身共に元気でいることが一番の親孝行よね。
彼と結婚されてRさんが元気で笑顔いっぱいであれば、今反対されていたとしても追々分かってくださると思うのよ」

Rさん
「それって親を無下にしていないですか?」

カウンセラー緒方
「そう感じるかもしれないわね。
だからこそ2人で幸せになっていくことが大事と私は思っているの。
今まで育ててくださったことに感謝して、親元を離れても幸せになっていくことで、ご両親は結婚して良かったと将来思ってくださるんじゃないかしら?」

Rさん
「将来、両親がそう思ってくれるか分からないから怖いです」

カウンセラー緒方
「そうね、確かに将来は見えないしご両親がどう思われるかも分からないことだものね。
でもちょっと考えてみて、Rさんの人生は誰のものかしら?」

Rさん
「私のもの・・・」

カウンセラー緒方
「そうよね、ご両親のものでも、彼のものではなく 間違いなくRさんのものよね。
だとしたら、ご両親から頂いたその命をRさんが最大限自分らしく生きることこそ、ご両親への最大の感謝になるんじゃないかしら?」

Rさん
「確かにそうかもしれません」

カウンセラー緒方
「だとしたら、Rさんが将来のことで今見えていることってなぁに?」

Rさん
「11月に入籍すること?」

カウンセラー緒方
「先ずは入籍があるわね。入籍されたその後は何が見えているかしら?」

Rさん
「そんな先まで見えません」

カウンセラー緒方
「そうなのね。入籍した後、Rさんはどうなっちゃう(笑)?
Rさんの年齢だと、その後の人生って何年くらいありそう?」

Rさん
「50年以上かも(笑)」

カウンセラー緒方
「わー、まだ半世紀もあるのね!
ご両親のことで頭がいっぱいで目先の入籍という事が大きな大きな目的になってしまっていたかもしれないわね。
でも、結婚してからがスタートなのよ。
おじいちゃん・おばあちゃんになっても“〇〇な夫婦関係でいようね”“〇〇のような夫婦だったらステキよね”というような将来のイメージを2人で持たれることがあったら良いなって思うの。
ちなみに、Rさんはどんな関係でいられたら笑顔でいられるかしら?」

Rさん
「彼と日々穏やかに暮らして、老いても仲のいい夫婦だったらいいな」

カウンセラー緒方
「素敵な関係ね。一度彼にもどんなイメージを持たれているか聞いてみたら?
そして2人が想像するだけで思わず笑顔になるような将来像が共有できれば、そこにつながる選択を日々2人でしていけばいいと思うのよ」

Rさん
「そうですね。そこまでのことを話したことが無かったです。こんど、一度話し合ってみます!」

まとめ:自分らしく生きることこそ、ご両親への最大の感謝

Rさんのようにご両親に反対され結婚への壁が高くなると、“入籍”“結婚”がゴールになってしまう恐れがあります。

ですが現実は、カウンセリング中にも申し上げているように入籍後が結婚のスタートとなります。

結婚はお互いが理想とする将来像に向かう手段の1つと言えるのかもしれません。

もし、1人で生活していく方が将来活き活き笑顔でいられると思えば、1人で生きていくことを選択すれば良いわけですし・・・。

目先のことにいっぱいいっぱいでそこに囚われていると、肝心な“夫婦”“家族”の在り方を明確にしていくことまで気が回らなくなりがちです。

育った環境が違うからこそ、お互いの将来像が違うことは当然です。

お互いの違いを明確にされた上で、お2人ならではのオリジナルの将来像をつくられてみてはいかがでしょうか。

それが明確であれば、将来何か起きたときに、そこに向かうためにはどのような選択をしていけば良いかを話し合えます。

そして、問題を乗り越える度にお互いの絆がますます深まってもいきます。

幸せそうに笑っている娘夫婦をご両親が見られたら、今反対されていたとしても将来きっと祝福していただけると思います。