育児の事でつい喧嘩。優しい母が優しい妻になるには?|夫婦のお悩み座談会レポート

夫婦のお悩み座談会レポート

こんにちは、夫婦カウンセラーの緒方リサコです。

ピリアロハカウンセリングが代々木へオフィス移転し初めての《夫婦のお悩み座談会》開催させていただきました。

座談会全体を通して、みなさまの中で共感が生まれ、有意義に過ごしていただけたのではないかなと思っております。

オフィスへの出入りの際にご案内が必要な事もあり、ご参加される方々にご不便の無いようにと、当日はサポートスタッフも同席いたしました。

初参加となった、そのスタッフの目線で座談会の様子やそれぞれの感想をまとめ、この度【座談会レポート】ができあがりました。

私をはじめ、当日ご参加された方々におかれましては改めて座談会の場面が思い出される内容となっております。

また、座談会についてよくいただく質問に

・どのような雰囲気で行われていますか?
・皆さんどんなお話しをされるの?
・座談会で得られるものは?

などがあります。

この【座談会レポート】をお読みになられることで皆さまのご参考としていただければ幸いです。

《夫婦のお悩み座談会》今後も開催を予定しておりますので、ご興味をお持ちになられましたら、ぜひご参加くださいませ。

座談会レポート

今年8月にオフィス移転し、代々木で初めての座談会開催となりました。

 

ご参加いただきましたのは5名の女性です。

自己紹介で家族構成をはじめ、お悩みや
座談会参加の理由などをお話いただきました。

皆さんのお子さんの年齢は小学1年生の子から大学生まで、一人っ子も多兄弟の子もいらっしゃいます。

今回の共通項は【お母さん】になりそうです。

参加理由には

「男の人には通じないの?と思う事がある」
「女性同士で話して意見を聞いてみたい」
「同じ悩みを持つ方達とお話してみたい」

というものがありました。

30分程で皆さんの自己紹介を終え、緒方さんから早速気になる質問が。

緒方
「皆さんお子さんのためにと、ご自身が我慢されてきていませんか?」

夫婦喧嘩を子どもに見せまいと、言い争いを避けるためご自身が我慢してしまうなど。
頷かれる参加者の皆さんへ、緒方さんの質問は続きます。

緒方
「お子さんにとって、良いママの姿はどんなだと思われますか?」

すると皆さんからは口々に

「楽しいママ」
「ママ自身が楽しんでいる姿」
「自分を大事にするママ」
「自然体でいるママ」など

ポジティブなママの姿が挙げられていきます。

緒方さんによると〈おかあさん〉の由来として〈かあ〉を表す漢字は〈火〉なのだそうです。
昔から女性・母に対する表現に〈太陽のような〉といった表現があるのもそのためでは、とのこと。

緒方
「明るさを持ってドンっと構えていられるように、まずは自分自身が太陽のイメージを持ってみてはどうかしら?」

皆さん「なるほど~」と
頷かれていらっしゃいましたが、直後、お1人の発言で空気が変わります。

「子どもには太陽でいられます。…が、夫にはなかなか!!」

!!!
参加者全員一致の大きな頷きになりました。

そしてトークテーマは夫には太陽ではいられない理由について意見が飛び交い会話の勢いは増していきます。

・《子育てに関すること》がきっかけで夫婦喧嘩になる
・家族で楽しく過ごしたいのに、夫と《楽しさのレベル》が違う

などなど、皆さんそれぞれの夫に対するエピソードが展開されていく中、夫への接し方についてこんなご意見が。

「夫も元は他人。他人だったら…と思うと、夫のちょっとした優しさに対して、こんなに優しい事してくれたの??と思えたり、接し方を他人に接するのと同様に丁寧にしてみたことで、自分も優しくなれた」

皆さんの中から、

「太陽でいるために、夫にありがとうを言おう」
「優しくなろう!」

との声が上がりました。

座談会の終盤、緒方さんが問いかけます。

緒方
「皆さんは、《意図・目的》と《方法》の比率って、どのくらいと思われていらっしゃいますか?例えば5:5とか?」

皆さんは少し考えてから…

「意図が9、方法が1と思う」
「私も!」 

緒方
「そうよね、でもこれは10:0でもいいと思うの。目的さえしっかり決まっていれば、方法はいくらでも選べますよね?」

例えば災害で帰宅困難になってしまった時、どんな方法であれ最終目的は家に帰ること。

緒方
「夫婦で目的を明確にして将来のビジョンを共有していれば、育児や家庭について意見が対立してしまっても、《どうしていく?》を話し合えると思います」

最後に参加者様からご感想をいただいて代々木ルームでの初座談会は終了となりました。

今回の座談会の感想:緒方リサコ

ご参加いただいた皆さまは共通して、お子様を大切に想い、毎日を一生懸命に過ごされているお母さま方でした。

ご参加者様それぞれのお子様の年齢により、先輩ママたちから経験談やアドバイスをされる場面もありましたのは、座談会ならではだったかなと思います。

同じようなお悩みを抱える方々だからこその共感が生まれ、他の方のお話も自分のことのように捉えられて、涙あり、笑いありと、全体を通して皆さま自由にお話いただきました。

ご参加された感想をお聞きするなかで「考え方の引き出しが増えた」とお言葉をいただけましたように、この座談会が意見交換の場となり、有意義に過ごしていただけたのではないかなと思います。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

後日、ご参加された方から届いたご感想

リサコさんのアドバイスや皆さんのお話が聞けてとても参考になりました。

それと、不思議な事にあの後帰ってから夫の態度がマイルドになりまして、穏やかな日々を過ごしております。

それってこちらがもっと優しくしようと思ったから相手にも通じたんだなぁ、と思いました。

鏡の法則とかありますよね。

本当にありがとうございました。

座談会サポートスタッフより

新オフィスでの座談会初開催という事もあり、サポートスタッフとして座談会に同席させていただきました。

お見送りの際、ご参加された皆さまの表情がとても明るくていらっしゃいましたのが印象的です。

今後も座談会の様子をはじめ、参加されたことで得られた共感・アドバイス、お寄せいただいたご感想などをレポートとして発信していきたいと考えております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ABOUT US
夫婦カウンセラー緒方リサコ
47歳のときに22年間の結婚生活にピリオドを打ち、子連れ離婚する。熟年・調停離婚になったことから息子の心理状態に影響し、親子関係が悪化。これを機に、アドラー心理学(親子関係・家族関係)、発達心理学(主に児童・青年心理学)を学び実践をスタート、息子との関係を改善させる。その後、カウンセリングを始め、さらにパートナーシップについての独学を続ける。 離婚から5年後の52歳で、新しいパートナーとステップファミリーとなることでの日々の充実や成長を経験し、パートナーシップの大切さを自分自身でも強く実感する。長く幸せなパートナーシップを築くためのサポートができたらとピリアロハカウンセリングを設立。現在は東京代々木のカウンセリングルームを中心に活動。