パートナーに意見を求めると、黙ってしまったり、自分の意見を話さないのですがどうしたら良いのでしょうか?【夫婦関係改善Q&A】


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こんにちは
ピリアロハカウンセリングの緒方リサコです。

今回のご質問は、

「パートナーに意見を求めると黙ってしまったり意見が出ない、そんな場合はどうしたらいいんでしょう?」

というご質問に対してのお答えを皆様と一緒に考えていきたいと思います。

先ず、そういうご質問をいただいた場合に私がお尋ねすることは、結果的にはどういう関係性・どういうことを実際は望まれているか、だからこそ今悩んでいられるのかということを確認させて頂いています。

つまりその方が望むコミュニケーションというものを確認させていただくと、ご質問される方の多くがいわゆる”キャッチボール”のようなコミュニケーションを取っていきたい、ということを言われる方が多いような気がします。

確かにキャッチボールが出来ると「そうだよね、確かにね、なるほどね、でどうしていく」ということになるので新たな発想になったり、今までお互いが考えていなかった世界観、そして価値観が広がったり、結果お互い成長し合ってるねってことを確認・認識できたり、もしお子さんがいらっしゃればご両親のやり取りを見ていれば、なるほど親もそんなに意見が常に一緒じゃないんだ、違う時もあるんだ、そんな時はお互いが素直に・正直に表現しあうことで新たなものを見出していくことが出来るのだという、コミュニケーションとしての凄くポジティブなサンプルにはなるのかなって思います。

その結果として、お友達で意見が違っていたり価値観が違っていたとしても「もう分からないこの人」と遮断したり、反対に言うのを我慢して「いいよ何でも」じゃなく、どうしていこうかというところのサンプル・モデルになることにはなるので、そういう状態が作っていければ一番いいのかなと私も思ってはおります。

ただそうは言っても、現実意見を求めても何も言わない、黙ってしまうということが起きているので、それはどういった事からそうなっちゃっているのかというところも踏まえて今後の対応を考えていけたらいいなと思います。

1つ目として考えられるのは、ご結婚されているわけですから初めのうちはコミュニケーション・会話が成り立っていたと思います。

なので、してはいたんだけど何かしらのきっかけで言うことを相手が止めてしまう選択をせざるを得ない、もしくはした方がいいのではないかと思うことが起きた可能性はあるのかなと思います。

よくあることですけれども、言ってきたでも忙しかったりタイトなことが起きてたりして、ゆとり・余裕が無い時にどちらかが感情のままにポンといくと、それ以上は言えなくなっちゃうということで、だったら相手をこれ以上怒らせると良くない、自分が我慢さえすればいいんだということが起きてくると、言わないことによって何となくまた日々の忙しさに紛れ流れてはいく、なので自分が考えなくなるというか、意見を求められてもそんなに能動的に・主体的に対応反応すること・レスポンスすることがなくなるという過去の出来事があったのかなというのも考えられます。

なので「確かにそういうことあったかも」と思われることがある場合は、だったとしたら自分がもし相手にとって言いやすいような自分になることができたとしたらとか、言いやすいような場や時間ってどんな時だろうかとか、そんなことを考えることによってお相手もリラックスしたり脱力したりして言いやすくなるということもあるかもしれません。

それは、アイメッセージで言ってみるとか、それからアサーティブな表現とかというようなことを参考に取り入れてみられてもいいのかなと思います。

あともう一つ考えられることとしては、自分のコミュニケーションをする時のテンポ、いわゆるチャンネルの違いということもあったりはします。

大きく分けてビジュアル・視覚タイプの人たちは情報が入ってきた時に過去のことを走馬灯のように動画を流しながら「あの時のあんなことね」だったり、未来に対しても「ああなったらいいかな」って考えられるので凄くテンポ速いです。

なのでトントンと会話しやすい。

もう一つは聴覚タイプの方、その方は何か情報が入ってきた時に過去の音から例えば「学生時代どんな時楽しかったですか?」って言うと「友達と楽しい会話をしている何々ちゃんの声」とか「あの音楽が鳴り出すと校庭で遊んでいいと思って楽しかったな」とか音から色々想起するというパターンをお持ちの方・チャンネルをお持ちの方もいられます。

その方は若干 ビジュアルよりも音から入っていくので、 ちょっとゆっくり目にはなったりします。

あともう一つ、一番ゆっくりと言われているものが体感型といって、先程の同じ質問で「学生時代楽しかった時いつですか」って言うと楽しいという言葉から自分が楽しいという経験をした体感に入ります。

なので「楽しかった時っていつだっけ?」「あの時だ!」って言って視覚なのか聴覚なのかそこから想起していくものが分かれてはいきますけれども、一回自分の中に入ってから答えていくということにはなるので、そういう意味においては視覚タイプの方と体感タイプの方だと同じテーマがあったとしても、そこに対する自分の答えを見出すまでの時間というものが結構違ってくる場合があるので、もし違うのであれば、相手が良い悪いとか考えている・考えてないじゃなく「そういうそれぞれ別個の違ったものを持ってるんだね」というところも分かっていくと、なるほど違ったからそうだったのねというところで先ずホッとされるというのもあるのかなって思います。

もう一つ、黙っていて相手が意見を言ってくれない事に対して考えられることとして大きなことですけれども、そもそもその方と結婚したということはその方自体は変わってないというケースもあります。

とするとカウンセリングにお出ましになる方にも多いんですけれども、例えばすごく自分がいろんなことをテキパキと考えたり、凄くプロアクティブに主体的に行動を起こせたりあと目標ここまでにこれをしようと思うことに対して段取りが凄く得てな方だったりするとドンドンやっていくことが明確なので「次々、次までにはこれしてこう」「いいね、いいね、そうしていこうか」「ねえねえ、この次はこれやろう」「いいね、確かにそうしていこうね」と言って凄く自分の考えや想いや時には自分にとっての当然 正しさを受け止めてくださることによって、その方のことが凄く心が広い優しいって思えるかがそのパターンがとっても相性として良くて「本当に優しい 何言っても受け取ってもらえる」と思うことで結婚されたということもあるんじゃないかなって思います。

それがその時はすごく優しい、私のことを受け止めてくださった、すごく自分のことを大事にして頂いているように感じる、という風に思えてきた。

それが結婚の年数も経ていくと自分の状況環境も変わっていきます。

例えば仕事場においても責任を持たされたり、チーム・グループの編成の中でプロジェクトに対してお互いが対等に、このプロジェクトに対して何でもきちんと伝え合って話し合っていく、それによって同じ目的に持って対等に話し合えるっていいな、夫婦でもこれをしていきたいなって思ったり、お子さんができたことによってママ友や教育関係の方々からご両親がそれぞれ違う価値観であったとしても、コミュニケーションされることで子供たちにとって、新たな情報が入ってきたことで「確かにそれいいかも」と思うことで自分が状況・環境の変化によって自分の心持ち、あと自分の良かれと思うことが変わってきたということもあるのではないかなと思います。

それは自分が変化したことであって、結果的にパートナーはその変化を特に今の時点で持つ必要もなかったり、持とうと思うことを主体的にする必要性・出来事がまだ起きていない可能性もあると思います。

なので改めてそうやって、ご自分が話しても意見が無いな・寂しいな、何で意見が出ないんだろうと思われたのであれば、今までの経てきた年数によって、もしかしたら今お互いが良かれ今後どうしていくと思われる夫婦のあり方・パートナーシップのあり方をもう一回ここでお互いに改めて考えてみられるチャンスとも言えるのではないかなと思います。

なので、ここから改めて何年経ってきて状況・環境も変化してきたね、それによってここからどういう関係性だと私たち・僕たち・夫婦として・ユニットとして・人生の共同体としてどういう関係性がいいんだろう、ということを考えられるきっかけとなれば、今のその出来事は今後のまだまだ何10年と残っている、そしてまだ待っている人生にとって大きな気づきにはなるかと思うので、そういう観点からも今一度ご自身がまずどういう人生を・どういうパートナーシップを私は望んでいるんだろう・僕は望んでいるんだろうそのことを一回大切なパートナーと分かち合ってみよう、というお時間から持たれることもありなのかな・いいのかなと思ったりはしています。

なので今日のご質問であった、パートナーに意見を求めたりしても返事がなかったり黙っている時にどうしたらいいでしょう?ということに対してですけれども、コミュニケーションのあり方を少し考えてみるということと、改めて今後の夫婦関係を考え直す・見直すチャンスというふうに捉えてみるということをされてみるといいのかなって思います。

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ABOUT US
夫婦カウンセラー緒方リサコ
47歳のときに22年間の結婚生活にピリオドを打ち、子連れ離婚する。熟年・調停離婚になったことから息子の心理状態に影響し、親子関係が悪化。これを機に、アドラー心理学(親子関係・家族関係)、発達心理学(主に児童・青年心理学)を学び実践をスタート、息子との関係を改善させる。その後、カウンセリングを始め、さらにパートナーシップについての独学を続ける。 離婚から5年後の52歳で、新しいパートナーとステップファミリーとなることでの日々の充実や成長を経験し、パートナーシップの大切さを自分自身でも強く実感する。長く幸せなパートナーシップを築くためのサポートができたらとピリアロハカウンセリングを設立。現在は東京代々木のカウンセリングルームを中心に活動。